”Solar Aid” イギリス発、アフリカのマイクロソーラーフランチャイズ

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SolarAidはイギリスの大手ソーラー企業のソーラーセンチュリー(Solarcentury)が始めたプロジェクト。
これまでに、東アフリカのケニア、マラウイ、タンザニア、ザンビアで学校や家庭などで10万人以上に電気と灯りをもたらしている。

Solarcenturyの創業者のジェレミー・レゲットは会社の規約のなかに、会社の純利益の5%を途上国の電気にアクセスのない貧しい人々に太陽光発電を届けるために寄付することを盛り込み、その規約通りに会社の寄付から2006年に設立されたのがSolarAid。
(曰く、寄付は自社製品等へのひも付きなし)

コンセプトはソーラーを使って人々に収入を生み出す仕事を作り出すこと。

まず、電化されていない村やコミュニティの中で、太陽光発電システムとSunnyMoneyというソーラー照明を使って起業する人材を探し出す。その際にはジェンダーバランスを考慮。

手を挙げた起業家は太陽光発電システムを設置し、ソーラー照明を人々に販売することと、携帯電話や照明の充電サービスを提供することで収益を上げ、自分のビジネスを運営する。SolarAidは起業家に販売手法やマーケティングのノウハウを伝え、トレーニングを提供する(フランチャイズ)ことで事業が持続的に運営、拡大することを支援する。

この事業のいいところは、ビジネスを生み出すことを通して電気だけでなく起業や雇用(収益)を生み出し事業を持続的にするとともに、仕事を通じて起業家のエンパワメントと社会参加が可能になるところ。

SolarAid
http://solar-aid.org/ 

 

追記:創業者のジェレミー・レゲットは石油業界で働いたあとGreenPeaceでチーフ・サイエンティストとしてピークオイルの問題に取り組んだ後に、ソーラーセンチュリーを立ち上げている。欧米ではオイルやガス業界から自然エネルギーに移ってきたり、その業界の中で、企業、政府、NPOを行き来している人が多い。

About Jun Nabara

島根出身。環境問題→インド・ムンバイNGO→ビッグイシュー日本→おひさまファンド@長野→ドイツ・ベルリンを経ていまは日本国内外で太陽光発電所づくり。環境エネルギー/まちづくり/ソーシャル/事業戦略/ワークライフスタイル/旅/写真/マーク・ロスコ/マティス/色鮮やかなもの/あいまいに重ね合うもの/JAZZ/

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