中南米のいくつかの国では先進国では考えられない意欲的な再エネ目標が設定されている。
ニカラグアでは2017年までに現在の70%もの化石燃料依存を減らして、94%の電力を再エネからまかなう。一見無謀に見えるが、253MWの大型水力を2016年までに完成させ、それが人口600万人のこの国の電力の半分を賄う計算。加えて63MWのウィンドファーム、72MWの地熱発電所が計画され、それにバイオマスとソーラーが乗っかるイメージ。多くの課題があるとしても、実現されれば国外に流出していた、GDP比で相当のエネルギー関連支出が国内に留まることになる。(大型水力がSustainable renewableかは置いておいて)
94% Renewable Electricity By 2017 Is Goal For Nicaragua
http://cleantechnica.com/2013/01/06/94-renewable-energy-by-2017-is-goal-for-nicaragua/
ウルグアイの目標は2015年までに90%の電力を再エネで。既に60%が水力とバイオマスで賄われていて、今後風力が残り30%を占めると期待される。
90% Renewable Electricity By 2015 Is Uruguay’s Goal
http://cleantechnica.com/2013/01/08/90-renewable-electricity-by-2015-is-uruguays-goal/
青山学院のLenz教授のまとめ。再エネの導入が60%を超えている国は、化石燃料のインフラに頼れなかった途上国でかなり多い。とくに大型水力発電の持つインパクトは非常に大きい。
Over 60% renewable electricity country list
http://k.lenz.name/LB/?p=6525
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