買ってしばらく積ん読状態になっていた「欧州の自然エネルギー地域」を読書中。
以下、備忘録的なメモ。
「エネルギー自立地域」とは、1年間の地域内で消費されるエネルギーの量と、地域内で生産される再生可能エネルギー(RE)の量が少なくとも同じである地域を意味する。
概念的なポイントは、地域内で生産するという「領土原則」にある。対象には家庭から産業までのすべての分野の電力・熱・交通のエネルギー消費が含まれる。
これとは別に「100%再生可能エネルギー」の概念として、「経済原則」に基づいて、資金を出資していれば、生産設備が地域外にあっても、地域のRE利用としてカウントするケースもある(証書の購入等)。
これらの概念に共通して重視されているのが、エネルギー効率の向上と省エネルギーという側面。景観や自然環境の面から持続可能な方法で自立するためには、「エネルギー消費量の半減」が必要だとされている。
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